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冷え性でも足汗をかく

冷え性であるにもかかわらず、汗をかくというのは矛盾しているように思われるかもしれません。

 

しかし冷え性であることによる足汗の過剰な分泌というのは珍しいことではありません。

 

体が冷えているのに足に汗をかくその理由と対策について考えてみましょう。

 

冷え性なのに汗をかいてしまう理由は?

手先や足先が冷えている、いわゆる冷え性であるにもかかわらず、足に汗をかいてしまう人も多いです。

 

さらに足だけではなく、手にまで大量の汗をかいてしまう方も少なくありません。

 

手汗や足汗に悩んでいる人は、マウスやキーボードといったものになるべくカバーをつけるようにして、濡れないようにしたり、仕事中にはタオルを手放すことができなかったりなど、困ることも多いでしょう。

 

気をつけているものの足汗をかく、ということはそれだけ臭いを発するリスクも高くなっているので、人前で靴を脱ぐのが恐怖でしかないでしょう。

 

冷え性なのに大量に汗をかいてしまうのは矛盾しているように感じるかもしれませんが、実は冷え性の人ほど汗をかきやすいのです。

 

人が汗をかく理由は体温調節のためですが、脳の指令によって常に37度程度の体温を維持するように働いています。

 

37度以上にまで体温が上がると、汗をかいて体温を下げるようにします。

 

これが基本的な発汗のメカニズムです。

 

冷え性の人は、体が冷えて血液の流れが悪くなっています。血液の流れが悪くなると全身の代謝も低下し、結果的に体の水分が下半身に詰まります。

 

そして下半身がむくんだ状態になります。

 

もちろんその間も血液は体を循環し続けますので、水分が多い下半身に比べると上半身がより温められるようになり、背中はもちろん首や頭が熱く感じます。

 

こういった部位が温められると、脳は汗を出して体温を下げるように体に指示を出し、大量の汗をかくのです。

 

足汗と交感神経の働き

 

基本的に足汗は、交感神経の反応が強いことが原因となっています。

 

足の裏は体温調節を司っている重要な場所です。

 

ある程度汗をかくのは当然のことですが、あまりにも汗の量がひどい場合には次のような理由が考えられます。

 

まずストレスです。ストレスは人の体にさまざまな変化を引き起こします。

 

ストレスを感じると交感神経が刺激され、汗が大量に出るようになります。日常的なストレスや強い緊張を感じている時ほど、汗を大量にかくのです。

 

神経の乱れや交感神経、副交感神経の切り替えがうまくいっておらず、交感神経がいつも活発な状態になっていると、体温調節機能が十分に働きません。

 

そして、体の熱を上手に発散することができずに上半身は熱く、下半身は冷えのぼせという状態に陥ってしまいます。

 

また、遺伝も足汗の原因になると言われています。

 

生まれつき交感神経の反応が敏感である人、強い人は、親も同じような症状であることが多いです。

 

足汗に悩んでいるのであれば、一度親にも相談をしてみましょう。

 

そうすると同じ悩みを抱えていた、という可能性もあります。

 

体の冷えが悪化して、熱が溜まっている状態で下半身の冷えがどんどん進むと、血管をさらに収縮します。

 

血液が末端に行き渡らなくなってしまい体が過度に冷え過ぎると、今度は体を温めるために大量の血液が足先に集中し熱くなります。

 

そして足を冷やすために汗をかくのです。この悪循環を断ち切る事はなかなか難しいですが対策方法がないわけではありません。

 

足汗が酷い人は手汗も酷い?

 

足汗と同じように、手汗も体の冷えとは裏腹にたくさんかくことがあります。

 

足汗をかく人は、手汗もひどい傾向があります。

 

手汗もまた交感神経の反応が敏感であり、強過ぎるということが原因の1つとして挙げられます。

 

自律神経は交感神経と副交感神経によって成り立っており、交感神経が活発に働くと体温調節機能や汗腺の働きが活発になります。

 

そして、汗が出るようになるのです。これが過剰に汗をかいてしまう原因となっています。

 

さらに、汗が乾く時には体温が低下し、末端の冷えが悪化することが多いです。

 

冷え性であるにもかかわらず汗をかく場合、その手汗のせいで冷え性を悪化させている可能性があります。

 

交感神経の反応が普通の人よりも過敏なのは、次のようなことが挙げられます。

 

足汗と同じようにストレス、そして自律神経失調症です。

 

自律神経は交感神経と副交感神経とが均衡を保っていることで、正常に働くことができています。

 

交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなってしまい、交感神経優位の状態になると、自律神経失調症を引き起こしてしまう原因になります。

 

また、タバコやカフェインなどは交感神経を刺激しますので、手汗をかきやすい原因となります。

 

生活習慣の改善

 

手汗や足汗をかいているのに体が冷えている、という場合にはまず生活習慣や食生活を改善していきましょう。

 

まず体を温めることを意識し、十分に温めることができれば交感神経から副交感神経への切り替えがスムーズになり、体から汗を出す量が少しずつ減っていきます。

 

食べ物は体の中を温めやすい根菜類や、辛味成分のカプサイシンが豊富に含まれている唐辛子、ニンニクや玉ねぎなどがオススメです。こういったものは体温を上げる効果があります。

 

また同じような理由で、しょうがもオススメです。

 

粉末タイプの方が体内に吸収されやすく効果を発揮しやすいですので、飲み物や料理などに積極的に加えるようにしてください。

 

また、運動も効果的です。冷えを改善する上で運動療法というのはよく使用されています。

 

軽めのウォーキングやスポーツジムでの運動、といったものがオススメです。

 

また、筋力トレーニングを行うことで筋肉量を増加させるのも体の冷えを改善する効果的な方法です。

 

筋肉が熱を蓄えて体中から熱を発生させることができます。

 

定期的に運動することができないのであれば、マッサージを受けるのも良いでしょう。マッサージを受けたり、自分でマッサージをしたりすることによって冷え性を改善することができます。

 

足裏やふくらはぎといった血液が集まる場所をしっかりと刺激すると同時に、ツボを意識して刺激するとなお効果的です。

 

また、夏でも靴下履くことを忘れないでください。

 

5本指ソックスは足の指がしっかりと動きますので、筋肉のコリをほぐすことができます。

 

足汗は冷えの改善を何よりも第一に心がけてください。靴下を履く場合には、汗をかいたらこまめに交換するようにしましょう。

 

汗をかいて湿った状態で放置していると、そこから汗が乾く時に体温を奪ってしまいますので冷えの原因になります。

 

そのためこまめに交換する、もしくは汗がしっかりと蒸発しやすい生地の靴下を履くようにしましょう。

 

精神的な安定も足汗改善のコツ

 

手汗や足汗の悩みは周囲の人に相談をしても気にしすぎだと言われ、十分に理解してもらえないことが多いです。

 

そのため、どうして自分だけが汗をかいているのかと悩んでいる方も多いのです。

 

足汗をかいていることに気づき、周囲の目を気にし出すと余計に足汗がひどくなることもあります。

 

気にし過ぎると、止めどなく汗が流れてしまいますので、そのようなときには、一度深呼吸をして心を落ち着かせましょう。

 

そうすることでリラックス効果を得ることができ、足汗の分泌を一時的に抑えることができます。

 

また、万が一汗をかいても、臭いを発生させても全く問題がないと自分に言い聞かせることが重要です。

 

そのためには、いつでも汗をかいた靴下や臭いの強い靴下を履き替えることができる、という風に次の行動に移せるようにしておくことが、心のリラックス効果を高めます。

 

安心感を得ることができれば、ストレスによる足汗の大量分泌を抑制することにもつながります。

 

体が冷えていることによる足汗の分泌についてわかっていただけたでしょうか。

 

冷え性と足汗には密接な関係性がありますので、まずは足汗を抑えるために冷え性を改善することが重要になるのです。