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足汗に効く漢方はある?

足汗に悩む人は、制汗スプレーなどの対症療法だけではなく、体の内側から根本の原因を絶ちたいと思う人も多いのではないでしょうか。

 

足汗が出る体質の人の体質改善に効く漢方薬をまとめてみました。

 

漢方薬は使用の前に基本的な知識が必要

漢方薬は、西洋医学の考えをもとにして作られた薬よりも副作用が少ないとして、体質改善のために選ばれています。

 

漢方薬は副作用が少ないとはいえ、まったく副作用がないわけではなく、用法や用量を守らなかった場合は副作用が出る場合があります。

 

また、漢方薬を飲み始めると、「瞑眩」といって一時的に症状が悪くなることがある場合もあります。

 

瞑眩なのか副作用なのかは一般の人では区別がつきにくいことが多いので、漢方薬を飲んで体調が悪くなった場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

 

漢方薬は白湯で飲むのが良いとされていますが、飲みにくい場合は水で飲んでも大丈夫です。

 

また、漢方薬の成分である生薬は、吸収に時間がかかり、ほとんどの場合は、食前か食間に飲むことが推奨されています。

 

ただし、胃腸が弱い人には負担になることもあるので、その場合は効果は弱まりますが食後に服用することをおすすめします。

 

生薬は組み合わせが難しいので、漢方薬を何種類も併用することは避けましょう。

 

また他の薬との併用も同じく避けるようにしましょう。組み合わせの仕方によっては、漢方薬はかえって体調が悪くなる場合があるので、注意が必要です。

 

基本的には、医師の診察を受けて、十分な説明を聞いた上で漢方薬を処方してもうことをおすすめします。

 

漢方薬は、最近では薬局やドラッグストアなどでも市販されていますが、飲む人の体力(体質)によって、おすすめできるものとそうでないものがあります。

 

市販されている漢方薬を服用する場合には、漢方薬に詳しい薬剤師さんのいる薬局やドラッグストアで相談した上で選ぶようにしましょう。

 

足汗におすすめの漢方薬3選

 

一口に漢方薬と言っても、その組み合わせによって何十万種類にもなると言われています。

 

その中から、自分で体質や体調に合うものを選ぶのは非常に難しいものです。

 

漢方薬を選ぶ際には、医師の処方を受けるか、ドラッグストアや薬局で購入する際には漢方薬に詳しい薬剤師さんと十分に相談しましょう。

 

参考までに足汗に効果があるとされる漢方薬を3種類ご紹介しますので、チェックしてみてください。

 

荊芥連翹湯(けいがんれんぎょうとう)

荊芥連翹湯(けいがんれんぎょうとう)は、体の中にこもった熱を発散させ、炎症を抑える作用のある生薬や血液の巡りを良くしてくれる作用のあるものなど17種類の生薬が配合されています。

 

日本で売られている荊芥連翹湯(けいがんれんぎょうとう)のほとんどは、明時代の古典書に記されている配合をアレンジした乾燥エキス剤を処方されることが一般的です。

 

足汗や手汗が多い人に効果があるほか、アレルギー症状や炎症を抑えるため鼻炎や扁桃腺、ニキビや湿疹などの炎症にも効果が期待できます。

 

血液の循環が悪く顔色が優れない人にもおすすめです。体質的には、中程度の体力がある筋肉質の人に向いています。

 

体を冷やす効果があるので、冷え性の人には向かないでしょう。

 

また、配合生薬の中に甘草が含まれているため、多量に摂取するとむくみが出たり血圧があがるなどの副作用が出る可能性があります。用量は守るようにしましょう。

 

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)は、体の中の水分の循環、排出などに作用します。

 

また、関節炎などの痛みの緩和にも効果があるとされています。

 

防已など6種類の生薬が配合されています。防已黄耆湯は漢時代から使われている漢方薬です。

 

漢方の世界では、体の中に水分を溜め込んでしまってむくみが出たり、反対に汗が出過ぎる状態のことを「水毒」と呼びます。防已黄耆湯は胃腸の働きを正常化し、そのような状態を改善します。

 

防已は、体の中の水分の循環を良くして余分な水分を取り去り、蒼朮も同じく水分の循環をサポートします。

 

また、黄耆という生薬が滋養強壮と皮膚の機能を強化して異常発汗しないようにする作用があります。

 

体質的には、筋肉に締まりがなく、ごく一般程度の体力かそれ以下のやや疲れやすい人に向いています。

 

この漢方も、配合生薬の中に甘草が含まれているため、多量に摂取するとむくみが出たり血圧があがるなどの副作用が出る可能性があるので、用量には注意が必要です。

 

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)も水分の循環を良くする作用のある生薬が含まれています。

 

また、体が疲れている時や、病後などで体力の衰えを回復するにも効果があります。

 

足汗をたくさんかく人は、自律神経の乱れなどから疲れやすい体質の人も多くいるので、足汗をかき、かつ疲れやすい人には特におすすめです。

 

人参や黄耆など10種類の生薬が配合されています。

 

補中益気湯は金時代の古典書に記されている処方です。体質的には、体力が落ちて弱っている人でも服用できるという点が特徴的です。

 

血行を良くして貧血症状を改善する作用もあるので、貧血気味の人にもおすすめです。
この漢方にも生薬の中に甘草が含まれているため、多量に摂取するとむくみが出る可能性や血圧があがるなどの副作用が出る可能性があり、用量には注意が必要です。

 

漢方薬を飲みやすくするためには?

漢方薬は、西洋医学の考えでできた薬とは違い、即効性のあるものではありません。

 

その分、体への負担は少なくて済みますが、効果を発揮する頃まで飲み続けることが大切です。

 

漢方薬は西洋薬のように糖衣されていることもないので、飲みづらいと感じる人も少なくありません。

 

実際に、生薬独特の香りや苦みがあります。

 

漢方薬は白湯に溶かして飲むのが一番効果のある飲み方ですが、どうしても飲みにくい場合は効果は少し薄れますが様々な飲み方を試してみてはいかがでしょうか。

オブラートに包んで飲む

 

苦みのある薬を飲む時の定番であるオブラートですが、漢方薬が飲みづらい場合は試してみてはいかがでしょうか。

 

薬が出てしまわないようにきちんと包むことが大切です。初めから袋状になっているものもあるので便利に使ってみましょう。

 

アイスクリームに混ぜる

味の濃いアイスクリームなどに混ぜ込んで食べてしまう方法です。

 

乗せただけでは漢方薬の苦みを感じてしまうので、しっかりと混ぜてしまうのがポイントです。

 

毎回アイスクリームに混ぜていると、体を冷やしてしまうので、時々取り入れる程度にすることがポイントです。

 

抹茶オレやココア、コーヒーなどに混ぜる

抹茶オレのもとや、ココア、コーヒーなどに混ぜ込むと味が分かりにくくなるのでおすすめです。

 

ポイントは、先にお湯で漢方薬をよく溶いておき、そのあとココアなどに混ぜ込むと混ざりやすくなります。

 

この場合もアイスクリームと同じく、濃い目の味のものを選ぶと良いでしょう。

 

漢方薬は、人によっては飲みづらいと感じてしまうものですが、はじめのうちは上記のような方法でまずは「漢方薬を飲む」ということに慣れてみましょう。

 

徐々に混ぜる濃度を変えていき、白湯でも飲めるように体を慣らしていくことをおすすめします。

 

飲み続けることで体質を改善することができる漢方薬ですが、体質や体調に合う漢方薬の選び方が難しいことや、飲みづらいので途中で飲むのをやめてしまうこともあります。

 

足汗がたくさん出るといっても様々な理由があります。

 

漢方薬を選ぶ際は自分だけで判断するのではなく、なるべく医師や薬剤師さんなどの専門家にアドバイスをもらいながら、上手に付き合っていくと良いでしょう。