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足汗によるかゆみはどうすればいい?

足裏に汗を沢山かく人は、靴の中や靴下の中で蒸れたりするために、様々な疾患を引き起こすことがあります。

 

中には、強いかゆみを伴うものもあります。

 

足のかゆみ=水虫だと思う人も多いものですが、水虫以外にもかゆみを伴う足裏の症状があります。

 

小さなポツポツ水虫は小水疱型水虫

代表的な足裏のかゆみと言えば、小水疱型水虫です。足の側面や土踏まず、指の股などに小さな水疱がたくさんでき、強いかゆみを伴います。

 

こすれて水疱が破れ、中から透明や薄黄色っぽい汁が出ることもありますが、それ自体が白癬菌ではないので、その汁が触れてしまったからといって触れた人にうつるということはありません。

 

敗れた水疱部分から雑菌などが入り化膿してしまうことがあるので、水疱が破けてしまった場合には清潔に保つように心がけましょう。

 

治療は、皮膚科を受診すると正確に診断してもらえ、症状に合わせたお薬を処方してもらえるので一番良いのですが、時間が取れないなどで、受診したくても出来ない場合もあります。

 

水虫は、市販薬が沢山出ているので、受診する時間がない人などには便利です。

 

水虫の薬は、クリームタイプや軟膏など塗るタイプのものが一般的ですが、ヌルヌルする感触やベタつきが気になる人もいます。

 

塗るタイプが苦手な人は、液剤やスプレー剤などの感触の違う薬を探してみても良いかもしれません。

 

最近では、使用後のサラっとするパウダースプレータイプも人気です。

 

水虫の薬は、症状によって合うものと合わないものがあり、合わないものを使い続けることでさらに症状が悪化してしまうことがあります。

 

特に、水疱がつぶれて傷になっている場合は注意が必要です。

 

水虫に似ているけれど違う場合も! 汗疱状湿疹

手や足にたくさん汗をかく人に多いのが汗疱状湿疹です。

 

小さな水疱が足の裏や指の股などにプツプツと出て、強いかゆみを感じる足汗の人が多く発症する症状です。

 

初めは、汗が上手く体の外に排出されず、汗がたまって「汗疱」と呼ばれる小さな水疱ができます。

 

汗疱はできていても自覚症状がないほどで、かゆみは全くありませんが、何らかの原因で汗疱が破れ、湿疹状に広がり汗疱状湿疹になります。

 

汗疱状湿疹になると、強いかゆみを感じるようになります。

 

見た目が水虫とよく似ているため、水虫だと勘違いをして、恥ずかしくて人に相談できないという人が多くいます。

 

見た目はよく似ていますが、水虫はカビ菌である白癬菌が引き起こすものですが、汗疱は汗が起こすとされる症状で、2つは原因も対処方法も全く違います。

 

汗疱状湿疹の治療には皮膚科を受診します。かゆみを抑えるために、ステロイド外用薬を処方されることが主流ですが、クリニックによっては抗アレルギー剤などを処方する場合もあります。

 

汗疱を予防することは今のところ出来ないとされていますが、足の裏を清潔にし、こまめに汗を拭き取ったり、足裏の蒸れを防ぐようにすることが有効だと言えるでしょう。

 

汗疱状湿疹のかゆみは非常に強いものです。

 

足の裏にできた場合は、人前でボリボリと掻けるものでもなく、かゆみを我慢しなければなりません。

 

かゆみとそれを我慢することが2重にあるので、強いストレスにもなります。

 

水虫ではないので、市販の水虫の薬を塗っても治るわけではありません。もしかして?と思ったら、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

 

汗が原因ではないけれど・・・掌蹠膿疱症

原因は不明ですが、手や足がかゆくなる掌蹠膿疱症という症状もあります。

 

膿疱という膿が溜まった水疱のようなものが沢山できるもので、水虫のような菌が原因ではないので、他人にうつるということはありません。

 

足の場合は、足の側面や土踏まずに多く発症します。

 

初めは、水虫や汗疱のように小さな水疱ができ、徐々に膿がたまって黄色く変色していきます。

 

その後、かさぶたになり自然にはがれ落ちていきますが、これらが混在するので、完治に時間がかかるのが特徴です。

 

また、掌蹠膿疱症は骨関節炎などの合併症の発症率が高いのが特徴で、ひどい場合には、コツ関節炎で鉛筆も握れないほどの痛みを伴うことがあります。

 

掌蹠膿疱症は、原因がまだ解明されていないので、予防法が確立されていません。ですが、免疫に関係しているということが分かってきています。

 

免疫機能を正常に保つために、規則正しい生活や偏りのない食生活、喫煙を控えるなどに気を付けるようにしましょう。

 

治療としては、ウイルス性や細菌性ではなく、対症療法でステロイド外用薬やビタミンD3の軟膏などでかゆみを抑えるのが一般的です。

 

足汗によるかゆみ、どうしたらいい?

 

足汗によるかゆみの対策は、一番はやはり清潔を心がけることです。

 

足裏に汗を沢山かくことで、足裏は日中蒸れている状態にあります。汗をそのまま放置していると、蒸れて雑菌が繁殖しやすくなり、独特の足の臭いが発生します。

 

なるべくそのような状態にならないようにするには、こまめに拭き取ることが大切です。

 

日中、靴下やパンストを履き替えることも有効です。拭き取ったり、履き替えたりすることで、靴の中にも新鮮な空気を入れることができます。

 

日常生活では、毎日きちんと汗を洗い流すことが重要です。

 

ただし、ボディソープや洗浄力の高い石鹸で洗いすぎると、皮膚の常在菌まで流してしまう可能性があるので使いすぎには気を付けるようにしましょう。

 

ボディソープや石鹸を使用しなくてもぬるま湯できちんと洗えば、十分洗い流すことができるので覚えておきましょう。

 

また、キレイにしたいがために、強くゴシゴシとこすると肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうことにもなるので、注意しましょう。

 

必要な皮脂がなくなった肌は、バリア機能が落ちてしまいます。

 

また、傷つけられた肌は、より一層皮脂を分泌しようとするので、汗の臭いが強くなってしまう原因にもなります。

 

かゆみは「掻かない」が基本!

足の裏がかゆいのは非常に辛い症状です。

 

ボリボリと掻いてしまいそうになるところですが、掻くことでより症状が悪化してしまう可能性があります。

 

かゆみを感じる部分が増えてしまっては悪循環になるので、掻かないように気をつけたいことろです。

 

また、掻いているうちに水疱などを掻き破ってしまうこともよくあります。傷ができるとそこから雑菌が入りやすくなってしまいます。

 

かゆいだけでなく膿んでしまうことにもつながりかねないので気をつけるようにしましょう。

 

かゆみをひたすら我慢するというのは、非常にしんどいものです。イライラしたり、精神的にも大きな負担になったります。

 

かゆみがあまりに強い場合には、患部を冷やすことがおすすめです。患部を冷やすと、少しかゆみを感じにくくなるのでおすすめです。

 

冷やしたおしぼりで拭いたり、タオルやガーゼに包んだ保冷パックなどを当てたりしてみるのも有効です。

 

その際には、冷やし過ぎないということも大切です。

 

かゆみが強いからと言って、保冷パックを足裏に直接当てるなどをして冷やし過ぎてしまうと、冷やし終わった際に足が急激に熱を感じ、汗をかいてしまうので注意しましょう。

 

足裏の汗とかゆみが同時に起こると大変辛いものです。かゆみの原因を正確に突き止めることで、かゆみだけでも対処することができます。

 

一般の人には区別がつきにくいものでも、医療機関を受診すれば、すぐに原因を突き止め、対処する薬を処方してもらえます。

 

足の裏だからと恥ずかしく思うことなく、症状が悪化してしまう前に、早めの受診を心がけましょう。