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面接がダメになった

足汗なんて、私くらいかと思い、恥ずかしくて誰にも言えずにいました。

 

冬でもかきます。寒いので、靴下をはいたら靴下の中で足が暖まって、汗がにじみ出て来るのです。

 

夏などは、裸足で廊下を歩けば、足を濡らしたりしていないのに、うっすらと足跡が残ります。何だか、足が床板に吸い付くような感じです。

 

ゴム製のスリッパを買いました。近所に出掛けたり、ゴミを捨てに行く時に、パッと履いて行けたらいいな、と思ったのです。

 

ある日の事でした。私は、翌日にパートの面接をひかえていました。回覧板が回って来ましたので、目を通しサインをし、隣のお宅に持って行きました。ゴム製のスリッパを履いて。

 

帰って来て、玄関でスリッパを脱いで上がろうとしたのですが、スリッパが私の足の裏に張り付いて、脱げてくれないのです。

 

慌てた私は、バランスを崩し、倒れてしまいました。倒れた先に柱があって、その柱の角に、私は思い切り額をぶつけて、大きなコブを作ってしまったのです。痛いのと、情けないので私は泣きたくなりましたが、落ち着いて座り直して、足からスリッパを剥がしました。

 

汗なのか何なのか分かりませんでしたが、ゴムがビッタリくっついて、ひっぺがさないと取れないのです。

 

鏡で自分の顔を見てみると、額が晴れて紫色になり、小さな傷が出来ています。脱脂綿とテープで覆いましたが、範囲が広く、とても大きな怪我に見えてしまいます。

 

これはメイクなどでは、隠そうにも隠れそうな感じではありませんでした。

 

仕方なく、面接を受ける事になっていた会社に電話を入れて、理由を話して断りました。こんな顔では、面接はおろか、外出も出来ないと思いました。

 

足汗のせいで、面接がパアになりました。