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妊娠中(妊婦)に足汗をかくようになることがあるの?

妊娠した途端、これまでなかった足汗を感じるようになったという人は意外に多いものです。

 

妊娠と汗は何か関係があるのでしょうか。妊婦さんでも安心して取り入れられる足汗対策についてまとめてみましょう。

 

妊娠したら汗が出るって本当?

妊娠の初期症状に「高温期」と呼ばれる少し熱っぽく感じる時期があることはご存知の方が多いのではないでしょうか。

 

これは、妊娠することによって普段とは違うホルモンバランスになるためで、妊婦さんが「ちょっと熱っぽい」と感じることや、普段よりも汗がたくさん出るというのはごく自然な症状です。

 

妊婦さんの食べたものや飲んだものは胎児に影響を与えるので、体の中に入れるものには特に気を付ける必要があります。

 

高温期を熱が出たと勘違いをして自己判断で風邪薬などを飲まないように気を付けましょう。

 

女性の体は、周期によって黄体ホルモンと卵胞ホルモンがバランスを取りながら分泌しているものですが、妊娠の時に高温期が続くのは、主に、黄体ホルモンが作用するためです。

 

黄体ホルモンは妊娠の周期が進むと胎盤からも分泌されるようになります。

 

生まれてくる赤ちゃんのために乳腺を発達させる役割もあります。

 

妊娠して体が熱く感じることや、汗がたくさん出るようになることは、正常な妊娠が続いている証拠だと受け止めるようにしましょう。

 

体は熱いとダルさを感じることもあり、高温期が辛く、いつまで続くのだろうかと不安になる人も少なくありません。

 

妊娠中の高温期がどのくらい続くかは、人によって差が大きく一概には言えませんが、大体13〜15週あたりまで続く人が多いようです。

 

中には安定期に入っても続いているという人もいます。

 

妊娠したらなぜ足汗が増えるの?

妊娠したら、高温期が来て熱っぽく感じ、汗をかきやすいということはご理解いただけたかと思います。

 

高温期に加えて、妊婦さんは赤ちゃんを外敵から守るために体に脂肪を蓄えようとします。その為、体の中に熱がこもりやすいという特徴もあります。

 

また、血液の循環が良くなり乳腺を発達させることも体温の上昇につながります。

 

では、どうして足汗がたくさん出るのでしょうか。妊娠して増える汗は、足汗に限ったことではありません。顔汗がたくさん出るようになる人や、手汗がたくさん出るようになる人もいます。

 

汗が出る汗腺は全身にありますが、運動不足などによって汗腺をあまり使わない生活をしていると、汗腺が活発に機能しなくなることがあります。

 

妊婦さんの場合は、妊娠して月齢を重ねるごとに運動する機会も減るので、活発に汗を出す汗腺が減ります。

 

汗腺の数が減ると、活発に機能している残りの汗腺だけで全ての役割を果たさなければいけません。

 

特に妊婦さんの場合は、高温期による体のほてりなどを解消するために、残った少ない汗腺で体温調節をしようと汗をたくさん出すことになります。

 

汗腺は、全身にあると前述しましたが、中でも顔から頭にかけて、手の平、足の裏に密集しているので局所的に汗をかくことにつながります。

 

足汗がたくさん出て気持ちが悪い場合には、こまめに拭きとることが一番の対策になります。

 

濡らしたタオルでこまめに拭くことは、簡単にできてニオイ対策になるのでおすすめです。外出時はウェットティッシュなどを持ち歩くことをおすすめします。

 

妊婦さんでも無理なくできる足汗対策を取り入れよう

 

衣服や靴に工夫する

 

足汗を減らすためには、体にこもる熱を発散させやすくする必要があります。

 

妊娠中は普段よりも締め付けのない服を着ていることが多いものですが、特に首回りなどのゆったりとしたものがおすすめです。

 

靴下は、汗をきちんと吸ってくれる綿素材や、通気性の良いシルク素材がおすすめです。ポリエステルなどの化学繊維が含まれているものは、汗を吸いづらく、また発散させにくいのでおすすめしません。

 

靴もスニーカーなどヒールがないか低いものを履くことが多いですが、サイドがメッシュになっているなど、蒸れにくいものを選ぶようにしましょう。

 

中敷きを敷いて汗を吸収させ、こまめに交換する方法もおすすめです。

 

足汗は、蒸れると雑菌が繁殖し、ニオイがきつくなることがあるので、消臭やデオドラント効果のある中敷きなどもおすすめです。

 

散歩の時間にも気をつけて

妊娠中、運動不足を解消するためや、筋力が落ちないようにするために、適度な散歩を取り入れることがよく行われますが、散歩の時間にも注意しましょう。

 

妊婦さんは、体調にも変化を起こしやすく、また自覚がないまま脱水症状になってしまうこともあるので、夏の時期の散歩は特に注意が必要です。

 

夏場は、日中の気温が高い時間帯を避け、朝夕に散歩するように心がけましょう。

 

足汗対策用品は香りにも気をつけて

たくさん出る足汗を抑えたい人には、足汗専用の制汗クリームや制汗スプレーもおすすめです。

 

特に、専用クリームは、朝1度塗ると1日中効果が持続するものなどもあるので、かかりつけの医師に相談の上、取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

制汗クリームや制汗スプレーを選ぶ時のポイントとしては、無香性のものを選ぶようにするということです。

 

普段は、香り付きのデオドラントスプレーが好きという人にも無香性をおすすめします。

 

妊娠している時は、香りや音など五感で感じることに対して体が普段とは違った反応を見せることが多く、またその状態も不安定である場合が多いものです。

 

普段は好きな香りでも、妊娠中は香りをかぐことで気持ちが悪くなってしまうこともあります。

 

そういった刺激を避けるためにも、制汗剤は無香性をおすすめします。特に妊娠初期は体が不安定なので気をつけたいところです。

 

足汗がたくさん出る妊婦さんに気をつけてほしいこと

足汗がたくさん出るからといって、水分を摂らないでいることは大変危険なのでやめましょう。

 

足汗がたくさん出るからこそ、奪われた水分をこまめに補給するように意識しましょう。

 

汗をかいた時の水分補給といえば、スポーツドリンクのイメージが強い人もいるかもしれませんが、スポーツドリンクには多量の砂糖が含まれていることはご存知でしょうか。
妊娠中は、太りやすい体になっています。体重が増えすぎることは、外からみた部分にだけ脂肪がつくのではなく、体の内側にも脂肪がつくことにつながります。

 

産道が狭くなると、難産になる可能性にもつながるので、体重が増え過ぎないようにこまめにチェックしましょう。

 

妊婦さんの体はホルモンの影響で普段よりも血糖値が高く、妊娠糖尿病といって糖尿病になりやすい状態にあります。

 

また、太って血圧が高くなりすぎると早産や低体重児などお腹の赤ちゃんへも影響がでます。

 

妊婦さんは虫歯にもなっても治療しにくくもなります。

 

妊娠中の糖分の摂り過ぎは、様々な面で良くない影響を与えてしまう可能性があります。

 

足汗をたくさんかいた時の水分補給は、炭酸やスポーツドリンクではなくお水がおすすめです。

 

散歩の時や、長時間の外出の時などもお水を持ち歩いてみてはいかがでしょうか。

 

妊娠中は、これまでとは違った体の反応が見られます。足汗がたくさん出るというのもその反応のうちのひとつです。

 

普段からあまり汗をかかない人は、汗腺が活発に機能していないので、足汗が増えるケースが多いものです。

 

原因を知っていると不安になることもなく、前向きに乗り切ることができます。少しでも不安になることがあれば、かかりつけの医師に気軽に相談してみましょう。